人口統計
ネパールの国民は、Nepaliとか、Nepalese(ネパール人)として知られています。ネパール人は、インド、チベットと北ビルマ、そして中国のアッサム経由雲南省からの3つの主要な移民の子孫です。最も初期の住民の中には、東部のキラト、カトマンズ峡谷のニューワー、テライ平野の土着民族ターラス、そして遠方西部丘陵地帯のカーハスパハリ人達が含まれます。近年、人口の多数がテライに移住したにもかかわらず、ネパール人の大多数は依然として中央高地に住んでおり、北部の山岳地帯にまばらに人口が集中しています。
ネパールは多文化多民族の国であり、125の異なる民族グループが住んでおり、123の異なる母国語を話し、ヒンドゥー教、仏教、イスラム教、キリスト教に加えて、多くの先住民および各民俗の宗教に従っています。 2011年の国勢調査によると、ネパールの人口は2,650万人で、1950年の900万人からほぼ3倍に増加しました。2001年から2011年にかけて、家族の平均人数は5.44人から4.9人に減少しました。国勢調査はまた、2001年より100万人以上多い約190万人の不在者人口を記録しました。ほとんどは海外で雇用されている男性労働者です。これは、男女の性別比が2001年の99.8から94.2へ低下したことと相関しています。2001年から2011年までの年間人口増加率は1.35%でしたが、1961年から2001年までの平均は2.25%でした。これはまた不在者人口の増加によるためと思われます。
ネパールは、都市化が最も進んでいない10か国の1つでありますが、世界で最も都市化が進んでいる10か国の1つでもあります。2014年現在、人口の18.3%が都市部に住んでいると推定されます。都市化率は、テライにおいては、テライ内地のドーンバレーと中部丘陵地帯の谷間の地域では高いのですが、ヒマラヤ高地では低いままです。同様に、ネパール中央部と東部では、西部に比べて都市化率が高くなっています。首都であるカトマンズは、「寺院の町」の愛称で呼ばれ、国内最大の都市であり、文化的および経済的中心地です。ネパールの他の大都市には、ポカラ、ビラートナガル、ラリトプル、バーラトプル、ビルグニ、ダラーン、ヘタウダとネパールガンジがあります。 渋滞、汚染、飲料水の不足は、急速に成長している都市、最も顕著にはカトマンズ渓谷が直面している主要な問題です。
2018年度における推定人口は、28,095,714 人。
2011年度の国勢調査では、26,494,504 人となっています。