定款
この定款は、ネパール国際非政府組織協会(AIN)に関するものである。
1.AINの共有する価値観と原則
この協会は、ネパールにおける公平なる発展という共通の価値観を持つメンバーで構成される。AINは国際的に共通認識される人権というラインに沿って、公平なる発展という価値観と原則を共有する。その内容は以下によるものを含む。
• AINのメンバーはネパールにおいて、国際NGO, NPO団体、またはいかなる政党にも属さない団体から構成されており、人権尊重、持続可能で公平なる開発、環境保護、人道主義の観点から公益を進めることを旨とする。
• AINのメンバーたる団体は、執り行うプログラムをジェンダー、人種、カースト、種族、地理地形的な場所、障害、政治的観点あるいは宗教的観念の違いによる差別なく施行するものとし、、この原則に基づく活動の上では、状況により、差別修正措置(積極的差別是正措置)を取る場合もある。
• AINと、そのメンバーたる団体は、とりわけ貧しく、疎外された人々に対し、飢餓を減少させることのために、当面の援助が必要な最貧困の中に在る人々に出会い、そのコミュニティーが自給自足できるようになるための援助ができるよう、ネパールの人々の生活の質の向上のために貢献することに尽力を尽くす。
• AINのメンバーは、差別や社会的疎外、または不正義などに対して取り組んでいくものとする。
• AINのメンバーは地域コミュニティー、コミュニティーに根付く組織、また地方自治体などを通し、またはそれらとパートナーを組み、共同でプログラムを作り、活動をしていく。そこには全国的なNGOや、資金団体、また政府が認定した団体などを含む。
• メンバーの活動がより円滑的に行われるようにAINは、透明性を保ち、意思の疎通を図ることを奨励する。パートナーと協動作業において広くあらゆる面において深く対話交流をすることに努める。
• 国際的なNGOのネットワークとして、AINが認識しているところは、援助というものはすべて、紛争している状況に影響を与え、平和への誘因阻害要因を作成するということである。AINのメンバーが執り行うプログラムは、民主的規範を強化すること、また、非暴力的に紛争を解決することに貢献するものとする。